パソコンがなくても、スマホのChatGPTからオリジナルの動くLINEスタンプを制作できるのでしょうか。今回はChatGPTのWork機能を使い、文字なしの手描き風ハムスター24種類を作る手順を初心者向けに解説します。

この記事で制作したスタンプが販売中です
「動く!まるはむの全身リアクション」は、文字なしで気持ちを伝える24個の動くスタンプ。購入ページで一つずつ確認できます。
販売状況確認:2026年10月15日
以前紹介したCodexを使う方法とは異なり、パソコン上でプログラムを操作することを前提にしません。ただしWorkの利用には対応プランが必要で、制作や申請のすべてが必ず自動で完了するわけではありません。
1.準備するもの
- iPhoneまたはAndroidスマートフォン
- ChatGPTアプリとWorkを利用できるアカウント
- 販売する場合はLINE Creators Marketの登録
まずChatGPTアプリでWorkを利用できるか確認します。表示や利用条件はアカウントによって異なります。
2.文字なしハムスターのキャラクターシートを作る
最初に見た目の基準となる画像を作ります。24個を別々に描かせると顔や色が変わりやすいためです。

動くLINEスタンプ用のキャラクターシートを作ってください。丸くてかわいい手描き風のハムスターです。ベージュ色の体、丸い耳、小さな手足、黒い瞳、ふっくらした頬。少し脱力感があり、喜怒哀楽が伝わるデザインにしてください。文字は入れず、正面・横向き・後ろ姿と表情違いを1枚にまとめてください。今後の24種類すべての外見基準にします。
生成された画像を確認し、気になる点があればここで修正します。完成したキャラクターシートを保存してください。
3.24種類の動きを設計する
文字なしのスタンプは、表情と動作だけで意味が伝わることが重要です。
このハムスターで、文字なしの動くLINEスタンプを24種類作ります。日常の会話で使いやすい感情やリアクションを中心に、動きが重複しない24案を考えてください。各案に開始姿勢、途中の動作、終わり方を記載し、Markdown形式で保存できるようにしてください。
例として、手を振る、お辞儀、ジャンプ、大笑い、驚く、泣く、落ち込む、怒る、うなずく、首を振る、拍手、ハートを抱く、あくび、寝る、困る、首をかしげる、目を輝かせる、ガッツポーズ、謝る、ぐったりする、照れる、怖がる、お願いする、踊る、という24種類が考えられます。
4.Workに渡して、まず1個だけ制作する
Workにキャラクターシートと設計文書を添付し、次のように指示します。

添付したキャラクターシートと24種類のアニメーションプランを使い、動くLINEスタンプを制作してください。まず01番だけを完成させてください。文字なし、背景透明、同じキャラクターの外見を維持してください。12〜18コマを目安に自然な動きを作り、手足や顔が途中で突然変わらないようにしてください。LINEの動くスタンプの形式に合わせ、実際に再生して確認できるプレビューも用意してください。01番の完成時点で報告し、次の制作には進まないでください。
いきなり24個作らない理由は、最初の1個に問題があれば残りも同じ失敗をする可能性があるためです。
5.スマホで動きを確認する
完成したプレビューを再生し、顔や体の形が途中で変わらないか、手足が消えたり増えたりしないか、前のコマが残って画像が重なっていないか、背景が透明かを確認します。静止画像が複数できただけでは、動くスタンプの完成とはいえません。
問題があれば「腕が途中で消えるので、前後のコマを自然につなげて修正してください」など、具体的に伝えます。
6.残り23個を順番に作る
最初の1個が問題なければ、連続制作を依頼します。

01番を確認しました。同じ品質で02〜24番を順番に制作してください。1個完成するたびにアニメーションを再生し、外見の統一、動き、背景透過、画像仕様を検査してください。不具合は修正してから次に進んでください。完成ごとに短く報告し、私の承認を待たずに次の制作へ進んでください。すべて完成したら申請用の画像をZIP形式にまとめてください。
Workの作業は使用制限や確認操作で中断する場合があります。指示しただけで必ず24個が完成するわけではないため、成果物を確認しましょう。
7.LINE申請用の形式を確認する
動くLINEスタンプの画像形式はAPNGです。一般的なGIFをそのまま提出するわけではありません。24個セットのほか、メイン画像とトークルームタブ画像も必要です。
動くスタンプの主な仕様は、最大320×270ピクセル、1〜4秒、1〜4回再生、スタンプ画像1個300KB以下です。実際の寸法、ファイル名、容量などは申請前に必ずLINE Creators Marketの最新ガイドラインで確認してください。
完成した24個のAPNG、メイン画像、トークルームタブ画像を申請用に整理してください。画像サイズ、容量、透過、再生、ファイル名を確認し、スマホに保存できるZIP形式で出力してください。
8.LINE Creators Marketで申請する
LINE Creators Market公式サイトにアクセスし、クリエイター登録、スタンプの新規登録、タイトル・説明文入力、画像登録、販売設定、審査リクエストの順に進みます。
Workがブラウザ操作を支援できる場合もありますが、ログインや申請前の確認は自分で行う必要があることがあります。申請前に内容と販売地域を確認しましょう。
9.スマホだけで作るメリットと注意点
パソコンや作画ソフトがなくても挑戦でき、絵の作成から動きの設計までChatGPTに相談できます。文字なしなら日本語以外の利用者にも意味が伝わりやすい点も魅力です。
一方、Workの利用条件、制作回数、ファイルの出力、アニメーションの品質、LINE審査への適合は確認が必要です。制作できたことと、審査に通ること、売れることは別です。
まとめ
スマホで動くLINEスタンプを作るなら、「キャラクターシートを作る→24種類の動きを設計する→まず1個試作する→再生確認する→残りを作る→APNGとZIPを整える→申請する」という順番がおすすめです。最初の1個を丁寧に検査することが、24個の品質をそろえる近道です。

