作ったLINEスタンプ、絵文字としても使えないかな。
そう思って、クリーム色のダックスフンドの動くスタンプ24個を、文字なしの動くLINE絵文字に転換してみました。今回はChatGPTのWorkだけ。Codexは使っていません。
まずは、できたものを見てください。

手を振る、走る、ハートを抱く、眠る。元のキャラクターを引き継いだ24個の確認用GIFです。LINEに提出する画像は別のAPNG形式で用意しました。
僕がしたのは、元の素材を渡し、転換の指示を出し、最初の1個を確認すること。続けて残りを作り、クリエイターズマーケットで選ぶメイン画像4点も考えました。
この記事では、「何を渡したか」「どう指示したか」「どこを確認したか」を実際の画像と一緒に紹介します。使った生成プロンプトと、制作後に整えた品質ルールも公開します。
この記事でわかること
– 作ったLINEスタンプを、文字なしの動く絵文字へ転換する流れ
– Workに渡す素材と、コピーして使える指示文
– 小さい絵文字で見切れや文字つぶれを防ぐルール
– 4つのメイン画像を、表情や動きが違うものから選ぶ方法
作る流れは、この6ステップ
1. 元のスタンプとキャラクターシートを渡す
2. 文字なしの動く絵文字へ転換を依頼する
3. 最初の1個を確認する
4. 残り23個を作り、一覧で見る
5. メイン画像4点を選ぶ
6. クリマーへ登録し、申請前に確認する
1.元のスタンプと、見た目の基準を渡す
今回の元になったのは、同じダックスフンドの動くスタンプ24個です。外見の基準になるキャラクターシートと、24個の動きを書いた制作プランも使いました。

クリーム色の長毛、垂れ耳、長い胴、短い足。この特徴が途中で変わらないように、シートを共通の基準にします。
初めて作る人も、まず「見た目の基準」と「何をする絵なのか」を用意しておくと、修正点を伝えやすくなります。元の動くスタンプ制作は、Workでハムスター24個を作った記事でも紹介しています。
用意するものは次の3つです。
1. 元のスタンプ画像または制作データ
2. キャラクターシート
3. 動きのプランと品質ルール
2.Workに「文字なしの動く絵文字へ」と頼む
実際に出した指示の中心は、次の内容でした。
これをすべて文字無しにして。
動くLINE絵文字の形式にして、サイズや形式を確認してすべて作って。
まず1枚生成して。
既存のスタンプをもとにした転換ですが、保存された制作記録を確認すると、01番は元のキャラクターを基準に原画を生成し直し、絵文字用の正方形の構図へ調整していました。完成済みのスタンプを縮小するだけ、という処理ではありません。
絵文字は小さく表示されるため、スタンプで読めていた文字や細かな飾りが見づらくなることがあります。今回は文字を外し、表情と動きで伝える形にしました。
同じことを頼むなら、次のように条件をまとめて渡せます。これは実際の依頼内容をもとに、記事用に整理した指示文です。
添付したダックスフンドの動くLINEスタンプ24個を、
文字なしの動くLINE絵文字へ転換してください。
Codexは使わず、ChatGPT Workで進めてください。
元のキャラクターシートを外見の基準にし、毛色、顔、耳、
長い胴、短い足、しっぽ、手描きの質感をそろえてください。
元の意味と動きを引き継ぎ、文字はすべて外してください。
小さく表示されても表情がわかるよう構図を調整してください。
制作前にLINE公式の動く絵文字の最新仕様を確認してください。
まず001だけを制作し、再生できるGIF見本と検査結果を出して、
僕の確認を待ってください。
できない工程や未検査の項目は、できたと報告しないでください。
Workへの依頼文と、画像を生成するときの細かな指示は別です。01番の制作データには、12コマを4列×3行で描き、伏せた姿勢から前足を伸ばし、元の笑顔へ戻る英文プロンプトも保存されていました。この記事の素材一式に、その原文を収録しています。
3.まず1個だけ、動きと見切れを確認する

最初から24個を任せる前に、01番を見ます。顔が途中で変わらないか、耳や足が切れないか、動きが急に飛ばないかを確認します。

再生見本と全コマの一覧は、確認する目的が違います。再生見本では動きのつながりを、一覧では手足の欠けや顔の変化を見ます。
保存された01番の制作記録には、「全コマの確認は行ったが、実時間の連続再生の目視確認は未検証」と記載されていました。数字の検査に通ったことと、人が再生を見て自然だと判断したことは、分けて考える必要があります。
そこで、制作ルールには次の条件を入れています。
1個完成するごとに、実際に再生して確認してください。
顔と体のつながり、足の本数、耳としっぽ、見切れ、
背景の透過、コマのつながりを検査してください。
一枚の絵を動かしたり拡大したりするだけで完成にしないでください。
不具合は修正して再検査し、未検査の項目は未検査と記録してください。
4.残り23個を転換し、一覧で見比べる
01番を見たあと、残りも進める指示を出しました。
2〜24を生成して。
初めて依頼するなら、次の条件も一緒に入れておくと、途中の報告方法まで伝えられます。
001を確認しました。002〜024を順番に転換してください。
1個ずつ完成、再生確認、品質検査、短い報告を行い、
通常の途中確認は待たずに次へ進んでください。
不合格のものは修正してから次に進んでください。
24個の提出用APNGとタブ画像をZIPにまとめてください。
24個を同時に再生する一覧GIFは、提出用ZIPとは別に保存してください。
検査結果と、できていない工程も記録してください。

制作後の24個には、手を振る、お辞儀、走る、驚く、怒る、ハートを抱く、眠る、といった表情と動きが入りました。
今回保存された提出用データを確認したところ、24個すべて180×180ピクセル、12コマでした。再生設定は3秒×1回、または1秒×3回で、1個あたりの最大容量は135,211バイトです。これは今回のファイルの値であり、12コマが公式推奨という意味ではありません。
5.メイン画像4点は「ランダム候補 → 魅力で絞る」
登録で気をつけたいのが、4つのメイン画像です。LINE公式の案内では、画像をアップロードしたあと、メイン画像にしたい絵文字を4つ選びます。
つまり、別の宣伝画像を4枚描く必要があるという意味ではありません。完成した絵文字の中から、作品を代表する4つを選ぶ工程です。トークルームのタブ画像1枚とも別です。
僕は「絵柄の違うものをランダムに候補に出して、魅力的なものに絞ってほしい」と依頼しました。ここでの絵柄の違いは、キャラクターや画風を変えることではなく、表情・ポーズ・構図の違いです。
当時の提案に出ていた候補は、020のハート、002の笑顔、012の走る姿、022の寝顔でした。

当時提案された4点の候補。メイン画像の設定完了や審査通過は、この制作記録では確認できていません。
候補の出し方はランダムでも、最後は小さい表示で見比べます。笑顔ばかり4つ並べるより、違う感情や動きが見える組み合わせを選ぶようにしています。
完成した24個から、メイン画像に使う4個を選んでください。
最初に、表情・ポーズ・構図が違うものをランダムに候補として出してください。
そのあと、小さく表示したときの見やすさ、顔の魅力、
感情のわかりやすさ、4点の多様性を比べて絞ってください。
同じ番号を重複させず、同じような笑顔や姿勢だけに偏らせないでください。
キャラクターと画風は統一してください。
最初の1コマが見やすいかも確認し、番号と選んだ理由を報告してください。
登録操作が可能なら、クリマーのメイン画像4枠に設定してください。
設定できなければ、候補選定までなのかを明記してください。
6.クリマーへの登録も依頼する
LINE Creators Marketでは、新規登録から絵文字の販売情報を入力し、動く絵文字の画像をアップロードします。スタンプの登録画面へ入れないように注意します。
流れは、販売情報の入力、APNGとタブ画像の登録、メイン画像4点の選択、プレビューと警告の確認、審査リクエストです。
僕はログインしたあと、登録作業もWorkに依頼しました。ただし、制作できたこと、画像を登録したこと、審査を申し込んだこと、販売が始まったことは別です。今回の記事では、販売開始や審査通過の実績は示していません。
登録まで頼む場合の指示も公開します。
LINE Creators Marketで、今回の文字なしダックス24個を
動く絵文字として登録してください。既存作品と重複登録しないでください。
販売情報とAI利用の申告を、制作の実態に合わせて設定してください。
提出用ZIPをアップロードし、24点、タブ画像、メイン画像4点、
再生プレビュー、警告の有無を確認してください。
審査リクエストを最終確定する直前で止め、到達状況を報告してください。
認証が必要なときは知らせてください。
7.提出前に確認する、絵文字の規格
2026年10月14日に確認したLINE公式の動く絵文字の主な条件です。
| 項目 | 動くLINE絵文字の条件 |
| コンテンツ画像 | 180×180ピクセルのAPNG |
| 1セットの個数 | 通常の絵文字は8〜40個 |
| 1個の容量 | 300KB以下 |
| コマ数 | 5〜20コマ |
| 繰り返し | 1〜4回、合計4秒以内 |
| 再生時間 | 1・2・3・4秒の単位 |
| タブ画像 | 96×74ピクセルのPNG、1個 |
| ZIPの容量 | 20MB以下 |
| 背景 | 透過 |
GIFは確認用で、そのまま申請する画像ではありません。APNGは、拡張子が.pngでも中に複数のコマを持ち、アニメーションする形式です。
また、最初の1コマは静止画として使われます。動きの最後まで見ないと意味がわからない構成にせず、最初から表情や感情が伝わるようにします。
僕の制作ルールでは、自然な動き、全コマの見切れ、白黒の背景での見え方、余白、容量を確認するようにしています。後から作った「40個用」のルールは別の制作にも使うためのものです。今回の制作例は24個です。
8.プロンプトと品質ルールを全文公開
記事用の素材一式には、次のファイルを入れました。
– キャラクターシートと、元の24個のアニメーションプラン
– 01番の画像生成で使われた英文プロンプト原文
– Work用のスタンプ品質ルール
– 制作後に整えた絵文字の制作・検査・納品・登録ルール
– 01番の再生見本と全コマ確認画像
– 24個の一覧画像・再生GIFと、メイン4点の候補画像
英文の生成プロンプトは元のファイルをそのまま保存しています。この記事の日本語の長い指示文は、依頼内容を読者が使いやすいように整理したもので、過去の会話を一字一句そのまま転載したものではありません。
今回の制作に使いやすい指示文は、記事中の各手順に掲載しています。
今回わかったのは、すでに作ったスタンプのキャラクターと動きを、Workへの指示で動く絵文字の制作につなげられたことです。僕の今回の制作ではCodexを使いませんでした。まず1個を確認し、文字なしの見え方を整え、残りを進める。この順で進めました。
仕様確認日:2026年10月14日。制作例はクリーム長毛ダックス24個。制作時間や費用、販売成績は、この記録から確認できないため掲載していません。

